【絶対絶命!?白根三山】死にかけた甲府の白根三山の思い出![計画編]

もも


導入

今回は、南アルプスの「甲府の白根三山」の思い出をレポートします!甲府の白根三山は「北岳・間ノ岳・農取岳」の3座の総称であり、別名「南アルプス」と呼ばれています。私たちが登ったルートは、山梨県内で一番体力を必要とするルートでした。私の人生でも3日間の縦走登山は初めてだったので、本当に命がけでした。

それでも拍手したくなるほど美しい景色をたくさん見ることができたり、帰りの温泉に感動したり、一生の思い出になる登山経験でした。今回は、そのような思い出をたくさん振り返りたいと思います(^^)

基本情報:甲府の白根三山

信州の百名山:北岳 - DynaX
甲府の白根三山の活動地域は「山梨県広河原周辺~静岡県奈良田周辺」です。
ルートは、北岳(きただけ)→間ノ岳(あいのだけ)→農鳥岳(のうとりだけ)で、それぞれの標高を紹介すると以下の通りです。
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北岳:3192m(標高日本2位)
間ノ岳:3189m(標高日本3位)
農鳥岳:3025m(標高日本15位)
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上記の通り、全体的に標高が高いため高山病になる可能性が高いです。そのため、私たちは2つの対策を行いました。その対策は、「酸素タブレットの持参」と「富士山でのプレ登山」です。

高山病対策

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▽酸素タブレットの持参
高山病対策に酸素ボンベを持っていく方が多いです。しかし、連泊登山の場合、とにかく装備を軽量化したいので、幅を取ってしまう酸素ボンベは適しません。さらに、高山病対策について登山用品店の方に質問したところ、酸素ボンベより酸素タブレットの方が効果的だとアドバイスをいただいたので、酸素タブレットを選択しました。

※購入品
出典:http://amzn.asia/1Plsiyz
商品名:O2食べる酸素 ペレットタイプ 1個 (旅行用品)
価格:1,349円

▽富士山でのプレ登山
エベレスト等の高山に登る方が頻繁に行う高山病対策として「高度順応」というものがあります。高度順応は、急に高い山に登ると高山病にかかりやすくなるで、高所に近いエリアでしばらく停滞して体を慣らすことです。
高山病にかかる人は、元々の体質や当日のコンディションが関係するので、富士山でプレ登山をしてもあまり意味がないと思う方も多いと思いますが、念のため行いました。

大学生時代の私の思い出を振り返ると「夏の富士登山」をゲン担ぎのために毎年行っていました。大学時代の夏休みは、長期の登山計画がたくさんあるので、仲間がケガをしないようにとか、安全に帰ってくることができるように祈っていました。そういった恒例行事があると、なんとなくうまくいく気がしていたのです。そういった意味で「夏の富士登山」はゲン担ぎだったのです。

人生で一番悩んだルート選択

甲府の白根三山の計画時に一番悩んだのは、「ルート選択」でした。ルート次第で、装備や食糧計画も変わるので、本当に時間がかかりました。

ルートを決める時は、とにかく情報収集が命です。情報が古い場合や、間違っていると命取りになります。そのため、私は以下の方法でルートに関する情報を収集しました。
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・地形図
・最新のエアリア
・最近同じルートで登山した方のブログ
・経験者(ICI石井スポーツ登山本店の店員さん)
・各山小屋ブログからの情報
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特に、ルート選択に時間がかかったのは、上記の地図にある「大樺沢二俣」のエリアでした。「大樺沢二俣」は、右俣と左俣に分かれています。右俣は、雪渓を通らず登ることができて、傾斜は左俣より緩やかなルートです。しかし、所要時間が左俣の2倍近くかかる点がデメリットとして挙げられました。

一方、左俣は急登があり8月まで雪渓が残るルートでした。北岳までの所要時間が右俣よりも短く、行程全体を考えた時に、時短になる点がメリットとして挙げられました。

上記の点を考慮した結果、私たちは左俣ルートを選択しました。メンバーの意見として「夏の雪渓を見たい!」という意見と「初日なら急登を登っても体力的に問題ない!」という意見が上がったからです。(当時は、後輩の男子を3人連れて行ったので、体力の問題は深く考慮されなかったです。)

決定したルートを発表

話し合いの結果、私たちは上記のルートで行くことが決定しました!行動計画と予算案を以下にまとめますので、参考になってください。

◆行動計画
・1日目
4:30甲府駅発(バス)ー6:11広河原(着)ー朝食ー7:00広河原山荘(発)ー10:50-大樺沢二俣ー13:50八本歯のコルー14:20北岳山頂(着)ー休憩ー14:40北岳山頂(発)-16:00北岳山頂(着)ー夕飯ー就寝
・2日目
3:00起床ー朝食ー4:00北岳山荘(発)ー5:00中白根山ー6:30間ノ岳(着)ー休憩ー7:00間ノ岳(発)ー8:30農取小屋ー9:45西農鳥岳ー10:45農鳥岳(着)ー休憩ー11:00農鳥岳(発)ー12:00大門沢下降点ー15:40大門沢小屋(着)ー夕飯ー就寝
・3日目
3:00起床ー朝食ー4:00大門沢小屋(発)ー6:15八丁坂ー8:20広河原橋ー下山終了解散
※コースタイムは、エアリアの1.5倍

◆運賃
・甲府駅~広河原:1900円
・奈良田~見延駅:1000円
・見延駅~新宿駅:2800円

◆幕営費(テント泊の場合)
・北岳山荘:700円
・大門沢小屋:1000円

まとめ

今回は、連泊登山の計画方法についてご紹介しました。
今回ご紹介したコースの難易度は、山梨県が公表している「グレーディング表」を参照すると、山梨県内の山の中で最も体力を必要とするレベルです。連泊登山の要は、計画段階での情報収集にかかっています。だからこそ、今回お伝えした情報収集の方法は守るようにしてください。

万が一、登山中にケガなどのトラブルが起きた時でも、情報が多ければ、その場に適している柔軟で臨機応変な判断をすることができます。山に登ったら自分たちの力で解決するしかない時は「情報」が物を言います。

自分の命を守るために、しっかりした計画+体力を準備して楽しく安全な登山をしてください!

▽参考情報:山梨県山のグレーディング表
http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/shintyaku/documents/grading.pdf

次回予告

次回は、白根三山の体験記を掲載予定です!
北岳前のルートで、命がけの体験をしました…。私、その日20歳の誕生日だったのに(笑)面白い内容になると思うので、是非ともご覧ください!

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