【今年は避暑ツーリング】CRM250Rと八丁林道へGO!

ドリーム井上


暑いですねー今年は。

暑いですねー今年は。
何やっても暑いから、こうなったら逃げますよ、暑さから。今回のお話は避暑ツーリングです。旅の相棒は、生粋のサラブレッド、レースで勝つために世に放たれたマシン CRM250R だー! なんたって絶滅危惧種の 2 ストロークですよ。うーん、イカしてるぜ我ながら。しかし、94 年式のこのマシン、さすがに古くて部品調達が困難になってきました。しばらく走らせてなかったので、ツーリング行けるまでにメンテナンスするのも一苦労だったわ。久しぶりにエンジンに火を入れてもらった CRM は、走りに行けるのが嬉しいのか、快調に飛ばしてくれます。僕自身、ご無沙汰だった 2 ストロークエンジンの加速に大満足。

山! マウンテンツーリング

さて、今回もソロというか、ぼっちの日帰りツーリングです。
行き先ですが、海は人が多そうなので、山! マウンテンですよ。京都北部の周山街道を走り、八丁林道へ向かいます。しかし、午前 8 時出発のつもりが、出発間際になってラジエターホースの亀裂を発見。ホームセンター行ったり、細工したりで、昼前になってしまったけど、行く気満々になってたので、ツーリング敢行。僕の日帰りツーリンググッズは、いたってシンプル。背負ったリュックの中に、水筒、熱中症対策のラムネ、そして無事帰れるようゲン担ぎのお菓子(ということにしている)ハッピーターン。

一路京都へ

スタート地点の神戸で、ガソリンを満タンにして GO! 名神高速に乗り、一路京都へ向けて快調に飛ばします。「やっぱ速えーわ CRM」、とそのパワーに酔いしれるのもつかの間、右のミラーが振動で震えて後ろが見えない。加速重視のスプロケットに交換してたから、高速巡航がキツイ仕様になってたのを思い出した。スピードを 80km/h くらいに落とすと問題なく巡航できるので、ぼちぼち走りました。

天王山を通過

途中、吹田 SA にて昼休憩し、アジフライ定食を食べたんですが、なかなか美味しい。これもまたツーリングの楽しみでないの。そして、出発しようとバイクに戻ったところ、僕と入れ替わりで吹田 SA に到着したのは、ハーレー御一行様。10 台中 3 台が、奥さんか彼女かとタンデムでご乗車されています。カッコイイでやんの。——あんまり詳しくないけど、ハーレーのベルトドライブ(チェーンでなくベルトで駆動)ってのは、プチンとちぎれないのかね。1,000cc を超えるエンジンは強大なトルクを擁するだろうに。そんなことを考えながら、ハーレーの 1/4 にも満たない排気量の CRM に乗り、再び東へ向けて走ります。あ、でも CRM は 2 ストロークだから理論上 1/2 かな?
なんてグダグダと思考を重ねていると、天下分け目の合戦が繰り広げられた天王山を通過します。ここはすごいですよ。その名で知られる天王山ですが、山頂に上がる途中の展望台では、三川合流の地形を眼下におさめることができるんです。標高 270m とのことで、登山経験の乏しい僕でも、過去に山頂まで登ることができたので、登山好きの貴兄にお勧めなこと請け合いです。

迷路さながらの大山崎ジャンクション

トンネルを抜け、迷路さながらの大山崎ジャンクションを経由し、京都縦貫道へと乗り継ぎます。ここは、その立体交差の形状から、実際に通るとなかなかカオスな気分になれます。なんというか、宇宙空間にでも飛び出したような、そんな感じかな。なんでも世の中には『ジャンクションマニア』とかって人種がいるらしいのですが、そんな彼らの間でも有名になってるようで、興味のある方は是非走ってみてください。

天に向かってまっすぐ伸びる数千数万の杉!

そこからもう少し走って一般道へ降り、京都市内へと進みます。『五条天神川』という京都らしい名称の交差点を左折すると、あとは周山街道(国道 162 号線)をひたすら北上あるのみ。太秦映画村、高雄と続き、京北へ入ったあたりから、山へ来た感が満載となります。そして、両脇に眺める北山杉の素晴らしいこと。視界に入る数千数万の杉の木のすべてが、一斉に天に向かってまっすぐ伸びるさまが、荘厳なんです。大きく何度も深呼吸して、その風景を味わい尽くして走ります。

八丁林道の入り口に到着

清々しい気持ちで走っていると、見えてくるログハウスは『カモノセキャビン』。八丁林道の入り口付近にあるこのオシャレなカフェは、絶好の休憩スポットとなっておりライダーに大人気。今回は時間が押してるんで寄り道せずに八丁林道へ。林道という限りはダートを期待しますが、入り口からしばらく舗装区間が続きます。対向からは、バイク・車のほかに、ロードバイク(自転車)まで走ってきてビックリ。全線ダートだった昔は、オフロードバイクかクロカン系四駆しか入ってこれない林道だったんですが、路面が整備しつくされたようです。十何年ぶりの八丁林道は、行けども行けどもアスファルト。こんなに舗装されてたかなと思って走り続けると、峠の付近でようやくダート区間があらわれました。しかし、ダートの感覚を楽しむのも束の間、すぐまた舗装区間となってしまう。これはこれで楽しもうと先へ進んでいると、スピードメーター上部の水温警告灯が点灯したじゃないか。
ん?こんなの点灯してるの見たことないぞ。
あ、もしかして……

もしかして……

なんと、出発前に修理したラジエターホースのバンドがゆるんで、リザーブタンクの冷却水がなくなってる。このまま走るのはヤバイ。人気のない林道の奥で、傾きはじめた日を背に、やっちまった感でいっぱいになった。ヒグラシの鳴き声が、空しさに拍車をかける。とりあえず、持っているものでなんとかしないといけないわけだが、冷却水の代わりになりそうなものといえば、500cc ペットボトルのスポーツドリンクのみ。水筒の麦茶は、この暑さでとっくに飲みきってしまってるし。
うーん、スポーツドリンクはまずいっしょ。

途方に暮れるも、、冒険談を思い出した。

途方に暮れて考えあぐねていると、知り合いの GPZ 乗りの随分古い冒険談を思い出した。なんでも北海道ツーリングの途中、冷却水不足となり、立ち寄った阿寒湖の水を補給して帰ってきたとか。ネタなのか本当なのかわからなかったが、幸い林道わきに小川が流れていたので、僕もトライしてみることにした。ペットボトルに小川の水を汲み、リザーブタンクへ足して様子を見ていると、警告灯も消灯し、しばらくは持ちそうだ。よし、これで市内まで戻ろう。念のため水を満タンに汲み足したペットボトルをリュックに収めると、食べ残していたハッピーターンが出てきたので、ボソボソとかじった。なんとかなったのもコイツの御利益かなと、お菓子相手に感謝をしながら八丁林道を後にした。この酷暑で、CRM も喉が渇いたんだろうか。そんなわけなくて、日頃のメンテナンスをおこたらないようにしましょうというお話。
今度は、ちゃんと準備してツーリング行くぞ。

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