【集え雪ん子!】世界唯一の国際雪合戦大会に参加してみた

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世界中で唯一の国際雪合戦大会

小出(こいで)国際雪合戦をご存知でしょうか。小出国際雪合戦とは現在世界中で唯一の国際雪合戦大会です。開催地は新潟県北魚沼郡小出で、開催時は町全体にいつも以上の活気があふれます。今回参加する機会を得られたので、小出国際雪合戦の様子をレポートしようと思います。本当に楽しい大会なので、全国の雪遊び好きな方ぜひ参加を考えてみてください。

参加まで

新潟といえば日本を代表する?雪国であり、実際海沿いの地域以外はメートル単位の積雪量があります。そのため、ウィンタースポーツも盛んなのですが、雪合戦となるとあまりやっている人はいません。最近では雪合戦で遊ぶ子どもの数も減ってきているそうです。そんな現状になんとなくさみしさを覚えていた筆者は、知人に今回の話を持ちかけられ参加することにしました。

さて、ここで筆者はいきなり最大の難関に遭遇します。それは人数集めです。小出国際雪合戦は原則5対5で行われます。5人に満たなくても出場は出来るのですが、勝率はかなり低くなります。先輩や後輩、地元の消防団、勤めていた職場などを訪ね回ったのですが、残念ながら都合のつく人はいませんでした。人数を集め始めたのは1ヶ月前、少し遅かったようです。小出国際雪合戦は2月に開催されるので、できることなら秋ぐらいからメンバーを集めた方がいいでしょう。練習時間を考えると雪が降る前にはメンバーを確保しておきたいところです。

ともあれ、参加を快諾してくれた方もいてメンバーは4人まで集まりました。

4人で参戦。果たして結果は?

チームメンバーは全員大会初参加。
結果から言うと、1回戦敗退でした。やはり、5人集めないと勝つことは難しい!また、米軍海兵隊など強豪チームも参戦するため、勝利を掴む為にはかなりの練習を積む必要があることも事実です。

参加して分かったことは、チームプレーを心がけないと攻めきれない
小出国際雪合戦では、1人3ポイントのライフ制が採用されている為(3回雪玉をぶつけられたら退場)、チームで攻めないと相手を倒せないのです。例えば、敵が残り2ポイントだったら、両手に持った雪玉を2つとも当てれば倒せますが、敵が残り3ポイントでは複数人数でかからないと倒しきれません。
今回私たちのチームはチームの人数が足りないばかりだけではなく、前もって練習をする暇もありませんでした。戦法を決めておかないと勝つことは難しいのです。

また、コートの中にはトーチカがあり、そこから遠距離で雪玉を投げ合っているだけでは決着がつきません。機を見て一気に間合いを詰める決断も重要になります。チャンスを見逃さないためには、練習で場数を踏んでおくとよいでしょう。

さらに、大会の前日は降雪が無く、しっかりとした形の雪玉は握りにくい状態。何日か前に降ったシャーベット状の雪を固めて投げなければならなかったため、玉の弾道が安定しません。悪条件は相手にとっても一緒なのですが、様々なコンディションの時に練習しておくと、対策も練りやすそうです。

他にも、子どもや女性が手ごわい相手になる点も要注意です。子どもや女性は5ポイント持っている(5回雪玉をぶつけられて退場になる)ので、少々の被弾を気にせず攻めてきます。女性や子どもを敵に回す時は成人男性相手とはまた違った戦略が必要となります。

対戦は1ブロック3チームによる勝ち抜き戦で、最低でも2回は試合ができます。2回雪合戦をすると十分な満足感を得られます。もし勝ち抜くと体力的にはつらかったかもしれません。

雪合戦弱くても楽しい!

さて、筆者たちは1回戦で敗退しましたが、それでも小出国際雪合戦はとても楽しい大会でした。

その理由は大きく3つありました!

1つ目、食べ物が美味しい
新潟県は言うまでもなく自然が豊かで魚も野菜もおいしい土地です。そして、北魚沼郡は特産のコシヒカリも全国的に知られています。会場の中では、イワナの串焼きやとん汁、その他地元のスペシャルフードが提供されています。しかも、北魚沼の地酒も飲めるので、酒飲みには本当にありがたいのです。さらに、これらのフードコーナーおよび地酒は心ばかりのお金を払う募金のような形で提供されています。つまり、格安で北魚沼の恵みをふんだんに味わえるというわけです。1回戦で敗退した直後は悔しくもあったのですが、美味しい食べ物を味わった後は満足感で一杯でした!

2つ目、仮装を楽しめる
小出国際雪合戦はコスプレや仮装での参加が推奨されています。今回行った会場の中には、せんとくんやアイアンマンに扮した方がいました。雪合戦の最中でもコスプレしたままで出てよいため、背広姿で雪合戦をしているチームもありました。完成度の高い仮装は試合後に表彰されたりもするので、仮装の完成度を高める楽しみ方もできます。

3つ目、温泉
新潟県は温泉が非常に多い土地で、大会会場の周りにも日帰り温泉がたくさんあります。雪合戦でしっかり動いた後は、温泉に浸かって疲れを取りましょう。雪の時期には温泉の温かさが体に染みて、とても気持ちいいです。露天風呂からは見渡す限りの銀世界が楽しめて、旅情もばっちりです。筆者たちも大会が終わった後は温泉に寄って帰ってきました。

おわりに

小出は近くに高速インターが通っているため、車さえあればアクセスは簡単です。宿泊する参加者のために前夜祭も行われているため、遠方からの参加もしやすいのではないでしょうか。近県であれば参加可能な立地かと思います。ちなみに会場は駅から少し離れているので、車で来ることをおすすめします。

雪合戦は体力的にハードかもしれませんが、終わってみると「次回もまたやりたい!」という気持ちになります。ぜひ体験して、その魅力を実際に味わってみてください。小出国際雪合戦は自信をもっておすすめできるイベントです。

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