タイヤにまつわるエトセトラ

ドリーム井上


ダメージあり

今回は、タイヤのお話。
オフロードタイヤとオンロードタイヤの違いについて、感覚だけでものを言いますよ。
前回ツーリングに行ってから、またまた放置したままになっていたCRM250Rなんだけど、たまにはエンジンかけとこうと触ったところ、タイヤの空気が抜けちゃってました。
ペチャンコになったフロントタイヤは、サイドに亀裂まで入ってダメな感じ。
何年も換えないままだったからなあ。
チューブだけ換えてこのままいくか、タイヤ交換するか、どうしようかな。

解説しよう!

ここで解説しよう!
オフロードバイクのタイヤというのは、構造が自転車のタイヤと同じで、タイヤに穴が開こうが亀裂が広がろうが、中のチューブさえ無事であれば、空気を張って走行できてしまうんだ。
ただし、そのまま走り続けると、チューブまでダメージを受けて完全にパンクするのは時間の問題だ。
他方、クルマやオンロードバイクのタイヤは、チューブの入っていないメンテナンス性に優れたチューブレスタイヤが主流で、それぞれ一長一短あるのさ。

ああダンロップ

話を戻して、CRMのタイヤですよ。この度、経年劣化でダメになったタイヤは、モタードごっこにハマった時期に購入した、極めてロード寄りの『ダンロップD604』。この、極めてロード寄りってのがポイントで、それまでオフロードタイヤ専門だった僕に、なかなかの衝撃を与えてくれました。
それはズバリ、グリップ力。アスファルトでの安心感がハンパない。それはもう、レールの上を走ってるのかってくらいに。バンクしたマシンをこのタイヤが支えるとき、路面との接地面全域において、そのコンパウンドが全力で路面をつかむ。マシンを寝かしこむことにより深くなるバンク角にも対応し、増える荷重に比例してその接地面積にさらなる広がりを持たせ、どこまでも路面を捉え続ける。
車重の軽いCRMのバンクごときものともせず、僕がタイヤを試すのではなく、タイヤに僕が試されているような錯覚さえ覚える始末。「お前のライディングはその程度か」と。「うーん、まいりました」と僕。
そんなポテンシャルの高さから、これを限界まで乗りこなすことができたら、CRMで鈴鹿8耐を優勝できるんじゃないか、なんて気持ちが大きくなったですよ。
オンロード走行はやっぱりオンロードタイヤがいいんだなと、あたりまえのことをあらためて実感することができました。

ありがとう、オンロードタイヤ

しかし、そんな高性能タイヤも時間の経過には逆らえないもので、何年も経つとコンパウンドも硬くなり、ひび割れてしまいました。
というわけで、このタイミングで前後ともタイヤ交換となるわけですが、オンロードタイヤの良さはよくわかった。僕に新境地を開いてみせてくれたと言っても過言ではない。

次はIRCタイヤだ

しかし、やっぱりモトクロスコース走りたいんですよ。次はオフロードタイヤでしょう。
てなわけで、わくわくしながらレーシングワールドに行ったところ、なんの迷いもないままに、IRCのバリバリブロックのモトクロス用タイヤを購入、即交換しちゃいました。
いろんな角度から眺めてみるが、トゲトゲなのがモトクロッサーぽくてカッコイイ。
路面との接地面が少ししかないのを確認しながら、ここに土を喰い込ませて走るんだよとニヤニヤしてみたり。
足着きが良くないのは、新品でブロックが高いせいか。
いや、この高さによろこびを感じることができるからこそのオフローダーでしょ。

久しぶりのこの感覚

コースに走りに行きたくなる衝動をおさえつつ帰宅しようと、レーシングワールドの駐車場から国道へ出てアクセル開けた瞬間、ズサーー!とリアタイヤが意図せずスライドする。
キタキター!この感覚!
コンパウンドが柔らかい上に、かすかに残る油分が滑りを誘発した感じか。
そして横滑りするリアタイヤを飼いならす、このよろこび。
それはもはや、悦楽の極み。

スイッチオン!

完全に僕のスイッチが入ってしまいました。
この日、コース走行は無理でも、土の上を走らないことにはおさまらない。
こうなったら淀川の河川敷へ行きます。
河川敷でいい感じの場所を陣取って、さあいきまっせー。
ジーパンにスニーカーといういでたちのままフラットなダートを往復し、フロント・リアともにしっかりと土を噛んで加速することを確認します。
その土を履き散らかしてコーナリングするCRMは、水を得た魚といったところでしょうか。
そこには、オンロード走行では味わうことのできない自由度があります。
グリップの効くアスファルトではなく、常に滑るというダートの特性を逆手にとり、スライドを武器にしてマシンを操る。
ああ楽し。地球に生まれてよかった~!
中途半端にダート走って、余計に消化不良な感じになっちゃいました。
近いうちに、コースに行きますかね。

オン・オフ両方の欲張り野郎

しかしこれ、オン・オフどっちも楽しすぎるんで、両方走りたいなと思うんですよ。
そこで、モタード用の17インチホイールを買って、走る場所によってホイールごと使い分けるってのをやろうかと思ってます。
あ、それだとブレーキもやらなきゃ。またお金が……
みなさんも、新しいタイヤで、新しいフィールドへ旅をしてみませんか。
(タイヤの空気圧点検を忘れずに)

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