GT50 昔のバイクはリミッターも無く自由度が高いものでした
投稿者 | ひでねこ |
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40代男性会社員です。今回は私が初めて乗ったバイクについてお話しします。高校生時代なので今から30年ほど前になりますが、周りの友達はみんな原付の免許を持っていました。因みに私の住んでいた東北地方の県では高校生は三無い運動と言って、バイクの免許を取らない、取らせない、バイクに乗せないという大人の都合を押し付ける悪しき運動がありました。当然違反し見つかれば高校は停学や退学になることもありましたが、そんなことは百も承知で皆隠れてはバイクに乗っていました。
私も例に漏れず、隠れてこそこそとバイクに乗っていましたが、始めて乗るバイクは以前からオフもオンも走れるものがいいと思っていました。メーカーはなぜかヤマハが好きでしたので、オンならRZ50、オフならDT50と思っていましたが、中古でも10万円以上もするような高い買い物は出来ませんでした。いろいろ中古屋さんで見てみると、GT50というちょっと小さ目のバイクがあり、初心者にはお勧めという店員の言葉に騙され(というより値段と相談するとそれしか無かったのですが)購入することにしました。
当時は未成年でも親の承諾無しに購入可能という状態でしたので、即購入し店に置かせてもらい、必要な時に乗ると言う形にしていました。さてGT50ですがミニトレールという、オンもオフも乗れるデュアルパーパスというジャンルでした。乗ってみると小さな車体に似合わず、スピードはリミッターが無いゆえ平地では80km/hも出せ、田んぼのあぜ道や山のけもの道も何のそので走破性は非常に高かったバイクでした。
1年ほど乗っていましたが、一度パトカーに追いかけられた際に山道に逃げ込んでまいたことがあり、捕まるかどうかのスリルにドキドキしたこともありました。以来購入したバイクは中型や大型含め十数台にのぼりますが、最近はまた初心に戻って軽快な50ccのオフロードでも欲しいな、と思っています。ただバイクカタログを見ても50ccのオフロードは見当たらず、排気ガス規制のためとはいえ選択肢が無くなっているのは寂しいな、と感じてしまいます。