WR250FとWR250Rの違い
投稿者 | ヤマハ好き |
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総合おすすめ度 | ![]() とても素晴らしく自信を持っておすすめする。 |
おすすめ (Good!!)
WR250FとWR250Rの2台を持っているのでお話します。WR250F(レーサー)とWR250R(市販車)と比べてみると、名前は似ていますが、全くの別物です。
WR250Fは、モトクロッサーYZをベースに設計されたマシンです。
2003年からセルスターターを装備し、2007年は、軽量化のためにアルミフレームに変更しました。
5バルブ4サイクル単気筒エンジンなので、かなり太いトルクが楽しめます。
低速だとハンドルが重く感じる事がありますが、ハイスピードからのコーナーでは、張り付いているように良い動きをします。
また、ハイスピードでギャップの多い直線でもマシンが暴れず安定します。
WR250Rは、WR250Fの市販車を作ると言うコンセプトで開発されたマシンです。
WR250Rは国内の中で最も最高峰のマシンで競技車両に迫る様に開発されました。
低回転から高回転までスムーズに回るエンジンで、乗ってみると走りが安定しています。
また、足廻りもしなやかなサスペンションで林道も問題なく走れました。
WR250Rは、とても良いマシンです。
耐久性・排気・騒音などの様々な規制をクリア。はじめは、WR250Fのエンジンをそのまま使おうとしましたが、数多くの規制にひっかかり市販車としてエンジンを作り直しました。
その中で出来るだけWR250Fのエンジンに近づけれるように様々な試行錯誤を繰り返し、ピークパワーを出しつつ操作出来やすくなりました。
WR250Rは、ビッグボア・ショートストロークエンジンで、国内トレール最高(31ps/10000rpm)の高出力を叩き出しました。
○WR250Rコース走行
WR250Rでモトクロスコースに行くとかなり乗りやすいマシンで、ギャップやバンクなどを走行している時に
車体が起き上がろうとする場合がありますが、軽くコントロール出来やすくコースでも十分に楽しめて初心者にはオススメです。
また、ジャンプでもYZのようには行きませんが、少し重さを感じましたが着地はかなり安定していました。
250ccのトレールとしては加速感・安定感は最高峰です。価格からしてもそれに見合った値段だと思います。
WR250シリーズは発売から10年過ぎ、平成28年度規制などの影響を受け生産中止が発表されました。
それでも、WR250シリーズは今でも中古でも人気があり、現在でも年式の割に高額です。