扱いやすい重量とパワフルなエンジンが魅力のハードエンデューロバイクです
投稿者 | ろろぽん |
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総合おすすめ度 | ![]() とても素晴らしく自信を持っておすすめする。 |
おすすめ (Good!!)
KTM 690エンデューロRは2009年に登場したレーシングスペックを持ったハードエンデューロバイクです。ベースとなった690エンデューロとの違いは主にサスペンションとなっており、ハイスピードダートを意識して25mmのストロークアップが行われています。
・690エンデューロRのスペックに関して
KTM 690エンデューロRはミドルクラスとなる690cc単気筒エンジンを搭載しており、実用域からパワフルに加速してくれるトルク感が魅力で、低回転域から高回転域までトルクに厚みがあるのでどこでも使える特性となっています。
また、その他の装備に関してもWP製のサスペンション、ブレンボ製のブレーキを搭載する等、標準装備の状態から一流メーカーのパーツがアッセンブルされているので、カスタム無しでも十分な性能を発揮してくれます。
・690エンデューロRのレビュー
最初に乗った時に最初に感じたのはシート高の高さです。690エンデューロRのシート高は910mmと900mmを超えており跨って両足で足を付こうとしても爪先しか地面に触れることが出来ないので、無理して両足を付こうとするよりもお尻をずらして片足立ちした方が無難だと思います。しかし、足付き性が悪いので不安定かと言えば、車体の幅も狭く車両重量も143kgと軽量となっているので怖さを感じる事は無いと思います。
また、この軽量ボディにトルク感のある67馬力の単気筒エンジンが組み合わされているので非常に力強く、吹け上がりも軽快なのでオンロードでもオフロードでも扱いやすい特性になっています。その上、サスペンションの安定感が高くハイスピードダートだけでなく、玉砂利のような場所でも安心して走ることが出来ました。
また、普段使いする際に気になるのは燃費だと思いますが、約25km/Lとなっていてタンク容量も12リットルあるので通勤からロングライドまで十分に対応してくれると思います。
143kgと軽量ボディなのに、排気量は大型というエンデューロバイクは希少な存在なので気になる方は1度は乗ってみて欲しいと思います。