【死闘!!カブで3時間耐久エンデューロレース!!】IN ウッズモータースポーツランド下市. [奈良県]

今回のテーマは、スーパーカブ!
ホンダの歴史と伝統そのものであるスーパーカブ。スーパーカブなくしてホンダを語ることは許されないだろう。ホンダを世界の名だたるバイク・自動車メーカーへと成長させた立役者と言っても過言ではないはずだ。このバイクの功績なくして、CBRもNSXもなかったんだよ。
わかるかね諸君。能書きはこれくらいにしますか......
画像出典:http://www.getbike.co.jp/eventreport-meaj-080914.html
3時間耐久エンデューロレース参戦!!
スーパーカブ50cc限定の3時間エンデューロにエントリーしましたよ。こう切り出したところで予想される、返ってくるであろう言葉というのが、「何キロ出るんだよ、マジうける、俺様のGROMでブッチギリ余裕、ダセー」こういったところでしょうか。まあ確かに、今回乗ったスーパーカブは、50ccでパワーなんて全然ない。「レース場じゃなくて夕刊の配達行ってこいよ」の乗りですわ。気持ちはワークスマシン

しかし、しかしですよ、このスーパーカブのレッグカバー取っ払って、オフロードタイヤ履かせて、ストレートサイレンサーにして、ゼッケンナンバーとナイスなステッカーでも貼ればですね(ハァハァやること多いな)、カフェレーサー一丁上がりぃ!てな風に見えなくもないんですよ。ここは気持ちの問題。
で、お気に入りのウェアとブーツを身にまとい、グリップを握った瞬間、そのスーパーカブは、HRCのCRF250Rへと変貌を遂げるわけです。気持ち大事ね。
マシンのスタンバイもできたんで、フリー走行するかのぉ。
舞台はウッズモータースポーツランド下市

奈良県は吉野郡の自然を満喫できるフィールドにあります。ダートは全体的にフラットで、高低差はそれほどありません。ダート走りたいけど、ジャンプとか怖い。そんなビギナーでも容易に楽しめちゃうコースなので、全てのライダーにおすすめです。また、コース各所に木材を粉砕した緩衝材(ウッドチップ)が敷かれているので、これもケガ防止への嬉しい配慮です。参加レースは、エントリー台数10台の小さなイベントで、3時間耐久のエンデューロ。
カブの倒立フロントフォーク化も!?

練習走行
とりあえずマシンに乗ってコースに出てみたけど、これこれ、これですよ。アクセルグリップの軽さに比例したやさしいパワー感。『パワー』という言葉がそぐわない気もするほどの微力だな。ガッと全開にしても、ドンと押し出されることはなく、小気味よいシングルサウンドをハミングしながらぼちぼち加していく。しかし、ひとたびスピードが乗ると、甲高くなるシングルサウンドも相まってバイクを走らせてる感が強くなってくる。これはかなり楽しい。
バイクを手足のように操っている感満載。コーナーも下りも安心で何も怖くない。コーナリングとブレーキングの限界が手にとるようにわかるんです。こうなれば、あとはアクセル全開で走り続けるのみ。今日のレースはもらったぜ。
レーススタート!!

ルマン式スタートのラインに並んだライダーたちが、スタート合図でマシンに駆け寄ると、一斉にキックペダルを蹴り下ろし、幅広のスタートエリアから1周1.5kmのコースへと飛び出していく。スピードはそれほど出ていないけど、みんな本気出して走ってますよ。うちのチームも周回ごとに順位がどうか、マシンは無事か、ハラハラしながら見守ってました。
ついに出番が、、
レース終盤で僕の出番が回ってきたんですが、その時点でうちのチームは上位を走っていたらしく、期待を背負っての交代となりました。よっしゃ熱い走りを見せてやる!と意気込んでコースへ飛び出してひたすら全開。

あと2台でトップに!
しばらく走って周回を重ね、ピットに入ったところ、「あと2台抜けばトップだから、このまま最後まで走って!」との指示を受けた。これは行くっきゃないっしょ。
カブから教えてもらったこと
レース後、追いつくことのできなかったライバルマシンに乗らせてもらったんですが、車高が高く乗り味の違う、これまた楽しさマックスのカスタムカブでした。百人百様の楽しみ方のあるスーパーカブに、あらためていろいろ教えてもらった気がする。ハイスペックマシンに行きついたライダー達を、あえて原点に立ち返らせてくれる。そんな存在としてもあり続けてほしい。

画像出典:http://www.getbike.co.jp/eventreport-meaj-080914.html
ウッズモータースポーツランド下市 基本情報
ウッズモータースポーツランド下市は1988年にオフロード好きなライダーが集う場として奈良県吉野に誕生。奈良県吉野郡下市町にあるオフロードバイク専門のコースとなっています。
ウッズモータースポーツランドしもいちの営業案内
基本的に通年営業となっていますが、正月休み・お盆休みがある他、騒音対策としてサイレントDAYが月に数日設けられており、その日はモトクロッサーや音量の大きなマフラーを装着している車両は走行不可となるので、訪れる際には事前の確認をした方が良いでしょう。また、営業時間の方は9時〜16時迄となっており、料金に関しては79cc以下が2600円・80cc以上は3100円で、初心者やキッズの為のミニコースのみの使用ならば1600円となっています。
コースについて
ウッズモータースポーツランドしもいちは本コースを中心にしてエンデューロコース・エンデューロ中級コース・エンデューロ上級コースが組み合わされたコースとなっています。その為、全くの初心者から上級者まで楽しめるようになっているのが大きな特徴です。レンタルバイクについて
ウッズモータースポーツランドしもいちではバイクやウェアが無くても気軽にモトクロスが楽しめるようにレンタルが用意されています。1・対象年齢が5〜8歳でオートマチックとなっている50ccバイクのホンダQR50・ヤマハPW50
レンタル料金は半日4600円・1日7700円で走行料を含みます。
2・対象年齢9〜12歳でオートマチックとなっている70ccバイクのホンダXR70・スズキDRZ70
レンタル料金は半日5150円・1日8250円で走行料を含みます。
3・対象年齢13歳以上で5速マニュアルミッションとなっている80ccバイクのホンダCRF80と、100ccバイクのホンダCRF100
レンタル料金は半日6700円・1日9800円で走行料を含みます。
また、バイクをレンタルする場合には別途にてレンタル保証金が1台につき2500円必要になります。しかし、レンタル保証金は返却する際にバイクに破損が無ければ返却されます。
この他にも走行時に必要となるウェア・ヘルメット・ブーツといった装備も1600〜2600円にて借りる事が出来るので、手ぶらで行ってもモトクロスを楽しむことが出来るのです。
[コース種類]
モトクロスコースあり
エンデューロコースあり
キッズ、初心者向けコースあり
MFJ開催